棚式係船岸5
システム概要
- 本システムは、港湾基準・漁港基準に準拠し、矢板・タイ材・腹起こし材・棚部・杭部の検討を行います。
- 複数の鋼矢板・鋼管矢板でトライアル計算を行い、自動的に断面を決定します。
- タイ材、腹おこし材も同様にトライアル計算を行い、断面を決定します。
- 計算結果は報告書形式で印刷されますのでそのまま報告書として利用できます。
- Windows対応ですので、初心者でも操作が簡単にマスターできます。インストールやアンインストールも容易に行えます。
システムの機能
■矢板計算部の主な機能
- 許容応力度法・平成11年港湾基準・部分係数法(H30港湾基準)に対応しております。
- 矢板の計算はロウの方法・フリーアースサポート法・たわみ曲線法を選択する事ができます。
- 矢板は、U型・Z型・広幅型等のグループ選択も可能です。
- ロウの方法・フリーアースサポート法の場合、仮想支点は設計海底面・仮想海底面の選択が可能です。
- タイ材・腹おこし材を内部に保持し、トライアル計算を行い断面を決定します。
- 土質定数を主働側・受働側の土層毎に入力できます。
- 見かけの震度は、部分係数法の場合、直接入力か、荒井・横井の提案式の選択が可能です。
- 許容応力度法の場合はそれに加え、γ/(γ−10)k式、二建の提案式が選択可能です。
- 見かけの震度を荒井・横井の提案式で計算する場合、矢板に動水圧を作用させることが可能です。
- 矢板壁に作用する主働土圧の算定を自然崩壊角を考慮して行うことが可能です。
■棚計算部の主な機能
- 座標入力により任意の形状で計算する事ができます。
- その他の外力として任意の荷重を作用させる事ができます。
■杭計算部の主な機能
- 杭の計算には仮想固定点法、変位法を用いております。
- 杭の種類が鋼管杭とH型鋼杭から選択が可能です。
- 主働崩壊面からの杭の突出長は、内部で自動計算します。
- 主働崩壊面の立ち上げ位置を矢板の計算方法により選択できます。
- 地盤反力係数(Kh)を指定した計算方法により自動計算します。また直接入力も可能です。
- 打込鋼管、中堀鋼管、埋込み杭での支持力の照査、負の周面摩擦が可能です。(平成30年港湾基準では打込鋼管のみ使用できます。)
- 許容応力度法・限界状態設計法での杭頭部の検討が可能です。
■帳票印刷の主な機能
- 印刷イメージを画面表示します。
- 印刷内容の編集が可能です。
- 一括印刷、章別印刷、指定ページの印刷が可能です。
- 用紙サイズや印刷フォントは、お好みのものを自由に選択できます。
※A4縦、12Pフォントで最適になるように設定されています。
入力・表示画面例
帳票印刷例