門型係留杭
システム概要
- 本システムは港湾基準(H30年、H11年)、漁港基準(2015年)に準拠し、杭の応力度、支持力、根入れ長、天端高、変位量(浮桟橋連結位置)を照査します。
- 検討方法として、部分係数法(H30年港湾基準)、許容応力度法(H11年港湾基準、漁港基準)に対応しています。
<準拠基準、参考文献>
「港湾の施設の技術上の基準・同解説」 平成30年5月 日本港湾協会
「港湾の施設の技術上の基準・同解説」 平成11年4月 日本港湾協会
「漁港・漁場の施設の設計参考図書」 2015年 全国漁港漁場協会
「漁港・漁場構造物設計計算例」 平成16年新刊 全国漁港漁場協会
- 計算結果は報告書形式で印刷されますのでそのまま報告書として利用できます。
- Windows対応ですから、初心者でも操作が簡単にマスターできます。インストールやアンインストールも容易に行えます。
システムの機能
■入力、計算機能
- 検討方向について、長手直角方向、短手直角方向の2方向から選択できます。
- 設計する構造物で門型杭、単杭の選択が可能です。
- 最大10ケースを検討できます。
- 最大3潮位(H.W.L.、L.W.L.、任意潮位)について、常時/異常時の検討が可能です。
- 外力として、浮桟橋に作用する荷重(風荷重、波圧、流体力、接岸力、牽引力、その他外力)、杭に作用する荷重(その他外力)、連絡橋に作用する荷重(風荷重)を考慮できます。
- 杭の断面力、変位量の計算は骨組み構造解析を用いています。
- 杭は、鋼管杭、H形鋼杭の2種類から選択できます。
- 横梁は、角形鋼管、H形鋼、なしの3種類から選択できます。
- 平成30年港湾基準の場合、打込鋼管(打撃工法)もしくは中堀鋼管(平成29年道路橋示方書)による支持力の照査が可能です。
- 平成11年港湾基準の場合、打込鋼管(打撃工法)もしくは中堀鋼管(平成24年道路橋示方書)による支持力の照査が可能です。
- 漁港基準の場合、打込鋼管(打撃工法)、中堀鋼管(平成29年道路橋示方書)、中堀鋼管(平成24年道路橋示方書)による支持力の照査が可能です。
- 地盤反力係数(Kh)を指定した計算方法により自動計算します。また直接入力も可能です。
- 現況の腐食量と耐用期間の腐食速度から腐食後の断面性能を自動計算します。また、地中部の防食も考慮できます。
■帳票印刷の主な機能
- 印刷イメージを画面表示します。
- 印刷内容の編集が可能です。
- 一括印刷、章別印刷、指定ページの印刷が可能です。
- 用紙サイズや印刷フォントは、お好みのものを自由に選択できます。
入力・表示画面例
帳票印刷例