係留杭設計計算
システム概要
- 本システムは、プレジャーボート用浮桟橋設計マニュアル(平成30年度改訂版)に準拠し、波圧計算、接岸力の計算、杭応力の計算/応力照査、支持力の照査を行います。
- 検討方法として、部分係数法(H30港湾基準、H19年港湾基準)、許容応力度法に対応しています。
<準拠基準、参考文献>
「プレジャーボート用浮桟橋設計マニュアル (平成30年改訂版)」
「プレジャーボート用浮桟橋設計マニュアル (平成23年改訂版)」
「港湾の施設の技術上の基準・同解説」 平成30年5月 日本港湾協会
「港湾の施設の技術上の基準・同解説」 平成19年7月 日本港湾協会
「漁港・漁場の施設の設計参考図書」 2015年 全国漁港漁場協会
- 計算結果は報告書形式で印刷されますのでそのまま報告書として利用できます。
- Windows対応ですから、初心者でも操作が簡単にマスターできます。インストールやアンインストールも容易に行えます。
システムの機能
■入力、計算機能
- 許容応力度法、平成19年港湾基準、平成30年港湾基準(部分係数法)に対応しております。
- 設計する構造物で杭に付属する浮桟橋の有無の選択が可能です。
- 杭に作用する主たる外力が変動波浪の場合、杭基礎の計算は骨組構造解析、チャンの方法、港研方式(C型地盤、S型地盤)から選択が可能です。
- 杭に作用する主たる外力が船舶の接岸の場合、杭基礎の計算は骨組構造解析、チャンの方法から選択が可能です。
- 平成30年港湾基準は打込鋼管(打撃工法)による支持力の照査が可能です。
(許容応力度法は打込鋼管、中堀鋼管、埋込み杭から選択が可能です。平成19年港湾基準は打込鋼管、中堀鋼管から選択が可能です。)
- 最大3潮位の検討が可能です。
- 杭に作用する波圧はモリソン式、直接入力から選択が可能です。
- 浮桟橋がある場合、杭に作用する船舶の接岸力は登録したすべての船舶から計算します。
- 浮桟橋がない場合、杭に作用する船舶の接岸力は登録した船舶のうち、接岸力最大となる船舶から計算します。
- 腐食速度と耐用年数から腐食後の断面性能を自動計算します。また、地中部の防食も考慮できます。
- 地盤反力係数(Kh)を指定した計算方法により自動計算します。また直接入力も可能です。
■帳票印刷の主な機能
- 印刷イメージを画面表示します。
- 印刷内容の編集が可能です。
- 一括印刷、章別印刷、指定ページの印刷が可能です。
- 用紙サイズや印刷フォントは、お好みのものを自由に選択できます。
※A4縦、12Pフォントで最適になるように設定されています。
入力・表示画面例
帳票印刷例