ケーソン細部設計2-標準函/堤頭函
システム概要
- 本システムは、ケーソン係船岸/防波堤の細部設計計算を行います。港湾基準(H11,H30)/漁港基準(許容応力度法)に準拠しています。
- システムは標準函バージョンと、標準函の機能を網羅し堤頭函機能を追加した、上位バージョンの堤頭函バージョンを用意しております。
- 計算結果は報告書形式で印刷されるためそのまま報告書として利用できます。
システムの機能
■入力・計算機能(堤頭函バージョンのみ)
- 堤頭函の検討(防波堤においての堤頭側側壁の波圧の検討。法線平行方向断面の底版の検討)が可能です。
- 底版のモーメント総括図の検討方向全室表示が可能です。
- 底版の照査のまとめ、配筋のまとめ図のケーソン全体表示が可能です。
■入力・計算機能(共通)
- 入力された寸法、底版反力/波圧/揚圧力/上載荷重から部材に作用する荷重の計算ができます。
- 波圧は各ポイントの強度を最大10カ所設定可能なため、合田式/広井式等に対応可能です。
- 弊社製品『重力式係船岸』『重力式防波堤』シリーズから荷重データをインポートすることができます。
- 計算された荷重から部材にかかるモーメント計算ができます。外壁偶角部の不釣り合いモーメントの修正も可能です。
- 求められたモーメントから以下の方法で配筋計算ができます。
・許容応力度法
・限界状態設計法(終局時/使用時/疲労時)
- 自動配筋計算後、配筋を編集することが可能です。編集中に照査結果を確認することもできます。
- 防波堤の場合の検討潮位としてH.W.L.、L.W.L.、任意潮位が検討可能です。
- 底版の配筋順を変更することが可能です。
- 鉄筋ピッチを20(40,10)/25(50,12.5)/30(60,15)の中から選択可能です。
- 側壁、底版、フーチングそれぞれについて、各状態から設計荷重を選択する方法が多数選択可能です。
- 底版全体の配筋結果を確認可能です。
- 摩擦増大マットの考慮が可能です。
- 2種類のバラスト材の考慮が可能です。
- 片側フーチングの検討が可能です。
■帳票印刷の主な機能
- 印刷イメージを画面表示します。
- 印刷内容の編集が可能です。
- 一括印刷、章別印刷、指定ページの印刷が可能です。
- 用紙サイズや印刷フォントは、お好みのものを自由に選択できます。
※A4縦、12Pフォントで最適になるように設定されています。
入力・表示画面例
帳票印刷例