L型擁壁細部設計3
システム概要
- 本システムは、L型擁壁の各部材の断面計算/応力計算、吊鉄筋の計算を行います。港湾基準(限界状態設計法)/漁港基準(許容応力度法)に準拠しています。
- 計算結果は報告書形式で印刷されるためそのまま報告書として利用できます。
システムの機能
■入力・計算機能
- 許容応力度法、限界状態設計法を選択できます。
- 検討パターンとして、常時、常時+地震時、常時+引波時を選択できます。
- 引き波時は、残留水圧、負の揚圧力を考慮する/しないを選択できます。
- 前壁、底版、フーチング、扶壁の断面計算が可能です。
- 各部材に作用する外力として次のものを考慮しています。
1)前壁
裏込土圧、残留水圧、引き波圧
2)底版
上載荷重、裏込土重量、底版自重、地盤反力、負の揚圧力、前壁摩擦力、
背面土圧
3)フーチング
地盤反力、フーチング自重、負の揚圧力
4)扶壁
裏込土圧、残留水圧、引き波圧、前壁の支持部としての反力、
底版の支持部としての反力
- 前壁の形状として鉛直タイプ(フーチングなし/台形/水平タイプ)、傾斜タイプが選択可能です。
- 検討断面として、前壁4箇所、底版3箇所、扶壁2箇所まで設定可能です。
- 吊鉄筋の計算は、前壁傾斜:3点吊のみ、前壁鉛直扶壁1枚:3点/4点吊、前壁鉛直扶壁2枚:3点/4点/6点吊を選択できます。
- 異なる径の鉄筋を交互に配筋して応力計算が可能です。
- 弊社製品『重力式係船岸』シリーズから計算データをインポートすることができます。
■制限事項
- 扶壁なしの形状には対応しておりません。1枚は必須となります。
■帳票印刷の主な機能
- 印刷イメージを画面表示します。
- 印刷内容の編集が可能です。
- 一括印刷、章別印刷、指定ページの印刷が可能です。
- 用紙サイズや印刷フォントは、お好みのものを自由に選択できます。
※A4縦、12Pフォントで最適になるように設定されています。
入力・表示画面例
帳票印刷例