• 本システムは、港湾基準(H30)・漁港基準(2015)に準拠し、前面矢板・タイ材・腹おこし材・控え工の検討を行います。
• 控え工の検討は、控え矢板・直杭、控え組杭、控え版が可能です。
• 漁港基準の場合には、津波引き波時の検討が可能です。
• 複数の鋼矢板・鋼管矢板・ＰＣ矢板でトライアル計算を行い、自動的に断面を決定します。
• タイ材、腹おこし材も同様にトライアル計算を行い、断面を決定します。
• 計算結果は報告書形式で印刷されますのでそのまま報告書として利用できます。
• Windows対応ですので、初心者でも操作が簡単にマスターできます。インストールやアンインストールも容易に行えます。

■矢板計算部の主な機能 　　　

• 矢板の計算はロウの方法・フリーアースサポート法・たわみ曲線法を選択できます。
• 前面矢板は、鋼矢板・鋼管矢板・ＰＣ矢板・任意矢板の中から選択できます。
• 鋼矢板の場合は、U形・Z形・ハット形などのグループ選択も可能です。U形の場合はさらに改良型、一般型、広幅型を選択できます。
• フリーアースサポート法の場合、仮想支点は設計海底面・仮想海底面の選択が可能です。
• タイ材・腹おこし材を内部に保持し、トライアル計算を行い断面を決定します。
• 土質定数を主働側・受働側の土層毎に入力できます。
• 見かけの震度は、直接入力、 γ/(γ-10)･k式、二建の提案式、荒井・横井の提案式の中から選択が可能です。
• 見かけの震度を荒井・横井の提案式で計算する場合、矢板に動水圧を作用させることが可能です。

■控え工計算部の主な機能 　　　

• 計算方法は、チャンの方式・港研方式（Ｓ型地盤・Ｃ型地盤）を用意しています。
• 控え矢板・直杭として、鋼矢板・PC矢板・鋼管杭・H形鋼杭の選択が可能です。
• 控え矢板・直杭の場合、杭の突出長を考慮することが可能です。
• 控え版の場合、版の安定検討と詳細設計を行うことが可能です。
• 控え組杭の場合、杭種として鋼管杭・H形鋼杭の選択が可能です。
• 控え組杭の場合、杭の支持力の検討が行えます。
• 主働崩壊面の立ち上げ位置を矢板の計算方法により選択できます。

■タイ材計算部の主な機能 　　　

• タイ材として、タイロッド・タイブル・タイケーブル・タイロープの選択が可能です。
• タイ材に傾斜がある場合でも計算可能です。

■帳票印刷の主な機能 　　　

• 印刷イメージを画面表示します。
• 印刷内容の編集が可能です。
• 一括印刷、章別印刷、指定ページの印刷が可能です。
• 用紙サイズや印刷フォントは、お好みのものを自由に選択できます。
  　※A4縦、12Pフォントで最適になるように設定されています。