よくあるご質問(FAQ)
造成計画計算6
Q. マニュアル類
Q. 計算内容
Q. 設定
Q. 造成Wに関する設定


Q&A. マニュアル類
  1. 『メッシュ』『ブロック』『格子』の言葉の使い分けがよくわかりません
  2. メッシュは土量を計算する正方形の領域(通常20m×20m、場合によっては10m×10m)を示します。
    格子は高さを入力する点を点を結んだ線分です。格子点はメッシュの4隅(4点法)または中心(1点法)にあります。
    メッシュを複数個集めた大メッシュをブロックと呼んでいます。(通常60m×60m、場合によって50m×50m)
    ブロックを作らない場合もありますが、その場合はメッシュ=ブロックとして設定します。
    00962
  3. 点群データから格子点を発生させたサンプルデータはありますか?
  4. 以下のURLからダウンロードすることができます。

    サンプルデータダウンロード 3DPoint.zip

    ダウンロードしたZIPには、4つのサンプルデータが入っています。
    各サンプルには、点群オプションのデータ(vp6)と造成計画計算6のデータ(vd6)、点群オプションで使用した入力データ(DXF、CSV)と出力データ(CSV)があります。

    ※サンプルのデータサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。

    ・格子点発生時


    100370
Q&A. 計算内容
  1. 他社が計算した土量の値が、AS製品で計算した土量の値と異なります
  2. 土量の計算方法が違うと思われます。
    計算法が1点法・4点柱状法・4点平均標高法・4点平均法で計算結果が異なります。また有効点数によっても変わります。
    きちんと同じ計算方法を選択すれば合計土量はほぼ一致します。ただし端数処理の関係で若干の誤差が出る場合があります。
    00982
Q&A. 設定
  1. 部分的に切土法面や盛土のり面ができると予想されるところは上手く処理できるでしょうか
  2. メッシュ法は正方形の図形の4隅の点または中心の点の高さを使用して計算する手法です。それ以外の変化点のデータは原理上考慮できません。
    また、メッシュ法の場合は計算原理上途中の変化点を無視して構わない程度の計算精度しか期待されていませんので割り切って使って下さい。
    00985
  3. 計画高はどのように設定するのでしょうか
  4. 以下の方法が用意されています。
    1.格子点ごとに直接計画高を入力する。(直接入力、CSVファイル読み込み)
    2.指定領域に対して計画高設定機能(勾配指定モデル、疑似水中モデル)を使用して自動設定する。(オプション)
    3.計画高変更機能の絶対値指定により指定した領域の計画高を指定した値に変更する。(オプション)
    00988
  5. 格子点を入力しているのに計算をしないメッシュがあります。どうすればいいですか
  6. 条件設定で「4点のみ計算」となっている場合、4点で囲まれていないメッシュは計算対象外となります。
    条件設定を「1点でも計算」に変更することで計算を行います。
    また、現況高=計画高の場合など土量が0になるメッシュも登録されません。
    00967
  7. 背景図高さ読み取り機能で格子点の読み取り漏れがないようにする方法はありますか?
  8. 背景図から格子点の高さを読み取る方法は、3種類あります。

    <通常の読み取り方法>

    1)セットする高さ「現況図→現況高」、ルール「領域内すべてに格子点を生成(既存格子も上書きし書き換える)」、方向分割数「16」、検索距離「100」、同一標高交点は1点のみスイッチ「有効」で、計画領域を細かく範囲指定をし読み取る。
    ※工区を設定している場合は、工区の少し外側まで読み取る。
    ※格子点を読み取れない箇所がある場合は、検索距離を長くして、再度読み取ってください。
    ※すでに読み取り済みの格子点は、ルール「領域内の既存格子のみ書き換える」に変更して領域選択することで、簡単に検索距離を合わせることが出来ます。

    2)セットする高さ「現況図→計画高」、ルール「領域内の既存格子のみ書き換える」、方向分割数「16」、検索距離「100」、同一標高交点は1点のみスイッチ「有効」で、格子点をすべて囲い、現況と計画に同じ高さを読み取る。

    3)セットする高さ「計画図→計画高」、ルール「領域内の既存格子のみ書き換える」、方向分割数「16」、検索距離「100」、同一標高交点は1点のみスイッチ「無効」で、格子点をすべて囲い、計画高を読み取る。
    ※工区を設定している場合は、工区内だけを注意して読み取る。(工区外まで読み取ると土量計算が正しくできなくなる。)


    <最初に読み取り範囲を決定する方法>

    1)セットする高さ「計画図→計画高」、ルール「領域内すべてに格子点を生成(既存格子も上書きし書き換える)」、方向分割数「16」、検索距離「10」、同一標高交点は1点のみスイッチ「無効」で、計画領域全体を囲い読み取る。
    ※工区を設定している場合は、工区の少し外側まで読み取るために、検索距離「40」に変更して読み取る。

    2)セットする高さ「計画図→計画高」、ルール「領域内すべてに格子点を生成(既存格子も上書きし書き換える)」、方向分割数「16」、検索距離「100」、同一標高交点は1点のみスイッチ「無効」で、中抜け部分を読み取る。これで読み取り範囲が決定する。
    ※格子点を読み取れない箇所がある場合は、検索距離を長くして、再度読み取ってください。
    ※すでに読み取り済みの格子点は、ルール「領域内の既存格子のみ書き換える」に変更して領域選択することで、簡単に検索距離を合わせることが出来ます。

    3)セットする高さ「現況図→現況高」、ルール「領域内の既存格子のみ書き換える」、方向分割数「16」、検索距離「100」、同一標高交点は1点のみスイッチ「有効」で、格子点をすべて囲い読み取る。

    4)セットする高さ「現況図→計画高」、ルール「領域内の既存格子のみ書き換える」、方向分割数「16」、検索距離「100」、同一標高交点は1点のみスイッチ「有効」で、格子点をすべて囲い、現況と計画に同じ高さを読み取る。

    5)セットする高さ「計画図→計画高」、ルール「領域内の既存格子のみ書き換える」、方向分割数「16」、検索距離「100」、同一標高交点は1点のみスイッチ「無効」で、格子点をすべて囲い、計画高を読み取る。
    ※工区を設定している場合は、工区内だけを注意して読み取る。(工区外まで読み取ると土量計算が正しくできなくなる。)


    <後から不要な格子点を削除する方法>

    1)セットする高さ「現況図→現況高」、ルール「領域内すべてに格子点を生成(既存格子も上書きし書き換える)」、方向分割数「16」、検索距離「100」、同一標高交点は1点のみスイッチ「有効」で、計画領域全体を囲い読み取る。
    ※格子点を読み取れない箇所がある場合は、検索距離を長くして、再度読み取ってください。
    ※すでに読み取り済みの格子点は、ルール「領域内の既存格子のみ書き換える」に変更して領域選択することで、簡単に検索距離を合わせることが出来ます。

    2)セットする高さ「現況図→計画高」、ルール「領域内の既存格子のみ書き換える」、方向分割数「16」、検索距離「100」、同一標高交点は1点のみスイッチ「有効」で、格子点をすべて囲い、現況と計画に同じ高さを読み取る。

    3)セットする高さ「計画図→計画高」、ルール「領域内の既存格子のみ書き換える」、方向分割数「16」、検索距離「100」、同一標高交点は1点のみスイッチ「無効」で、格子点をすべて囲い、計画高を読み取る。
    ※工区を設定している場合は、工区内だけを注意して読み取る。(工区外まで読み取ると土量計算が正しくできなくなる。)

    4)[編集]-[格子点]-[領域削除]で不要な格子点を削除する。

    100322
  9. 運土矢線が他の運土矢線や障害線と交差してしまいます。
  10. 運土矢線同士で交差してしまう場合は、障害点付近に迂回点の追加、移動をすると解消することがあります。
    迂回点は、下図のように内角が180度を超えた障害点の内側に設置します。



    障害線と交差している場合は、障害線を調節してブロック重心を境界内に入れると解消することがあります。
    下図のように障害線をずらします。



    障害線・迂回点については、操作説明書のP.43、44に記載されています。
    100323
Q&A. 造成Wに関する設定
  1. 新しいPCにインストールしてユーザー登録したが、使えなくなった機能があります。なぜですか?
  2. 拡張機能を有効にするには、拡張機能追加が必要です。
    【ヘルプ】−【拡張機能追加】にて表示される拡張機能追加ダイアログにて、[拡張機能DOWNLOAD]ボタンを押してください。


    00605
  3. 工区間で運土を行うことはできますか?
  4. 搬入ブロック、搬出ブロックを使うことで疑似的に工区間運土を行うことが出来ます。
    ただし、工区間運土に関する帳票は出力することが出来ません。
    EXCELなどを使い、帳票を作成する必要があります。

    運土方法(工区Aに残土、工区Bに不足土がある場合):
    ・工区Aの搬出口の位置に搬出ブロックを配置する。
    ・搬出ブロックに工区Aの残土分の土量を設定する。
    ・工区Bの搬入口の位置に搬入ブロックを配置する。
    ・搬入ブロックに工区Bの不足土分の土量を設定する。
    ・工区Aの搬出ブロックと工区Bの搬入ブロックの間の距離を計測し、仕事量を求める。

    ※搬出した土が余った場合は土捨て場へ、搬入する土が足らない場合は土取り場から土を運土する。
    ※システムの仕様上、搬出ブロック、搬入ブロックの位置で一度土砂を集積します。


    100321