- 本システムは、港湾構造物のIFCデータを作成するシステムです。
- IFC空間構造定義、幾何形状、土木オブジェクトのIFCオブジェクトタイプなどは、IFC2x3 CV2.0のサブセットに準拠しています。
<対応資料、参考文献>
・「BIM/CIM活用ガイドライン(案)」 令和4年3月 国土交通省
・「国土交通省モデルビュー定義(数量情報の連携)2019」 令和元年5月 国土交通省
- 弊社の港湾系システム製品から形状情報をインポートすることができます。対応している製品は以下の通りです。
・『横桟橋設計計算』シリーズ
・『RC横桟橋上部工』シリーズ
・『重力式係船岸』シリーズ
・『重力式防波堤』シリーズ
以下の標準的な港湾構造物のIFCデータを出力することができます。
・RC横桟橋
・ケーソン/セルラー
・L型ブロック
・前壁傾斜L型ブロック
※出力する港湾構造物の形状は、「詳細度300」で作成します。
- システム上で3Dモデルを確認することができます。
IfcMaker
BIM/CIM対応3Dモデルを簡単作成
IfcMakerの特長
シンプルな入力方法
港湾系システムの出力データと形状情報を数値で入力することで3Dモデルを作成出来ます。
3Dモデルビューア
入力した形状をソフト内ですぐに3Dモデルで確認することができます。
マウス操作で様々な視点で見ることができます。
Ifc2x3 CV2.0準拠
3次元モデルの成果物として使用できるIFC形式のファイルを出力できます。
IfcMaker(RC横桟橋)
操作説明書(RC横桟橋)
IfcMaker(重力式)
操作説明書(重力式)
システム概要
システムの機能
共通
- 入力した形状情報をもとに作成した3Dモデルをマウス操作で様々な角度から確認することができます。
- 部品毎に表示/非表示を切り替えることができます。
- IFCデータ出力時に3Dモデルの各部品の体積と重心を出力することができます。
RC横桟橋
- RC横桟橋の形状情報を弊社製品『横桟橋設計計算』『RC横桟橋上部工』シリーズからインポートすることができます。
- 最大20×20列の梁の設置が可能です。
- 床版の形状を設定することができます。
- 渡版の形状を設定することができます。
- 各梁の形状を個別に設定することができます。また、一部の形状は一括で設定することができます。
- 梁同士、梁と床版が接する箇所にハンチを設定することができます。
- 梁交差位置に拡幅部を設定することができます。この拡幅部を3つの形状から選択できます。
- 梁交差位置に設置する杭の本数を設定することができます。
- 梁交差位置より杭の配置位置を計算することができます。
- 係船柱がある箇所の梁を拡幅することができます。
重力式
- R重力式の形状情報を弊社製品『重力式係船岸』『重力式防波堤』シリーズからインポートすることができます。
- 「ケーソン/セルラー」、「L型ブロック」、「前壁傾斜L型ブロック」、「任意形状」の4つの形状を組み合わせて、重力式構造物を作成することができます。
- 一部の形状の延長を一括で変更することができます。
- ケーソンの室数は最大10×10の設置が可能です。
- ケーソンで鉢巻形状を設定することができます。
- L型ブロックは扶壁を最大2枚まで設定することができます。
- フーチング形状はケーソンで7種類、L型ブロックで3種類から選択することができます。
- ケーソンでは中詰材を、L型ブロックと前壁傾斜L型ブロックでは裏込材をそれぞれ最大5層づつ設定することができます。
- 任意形状では断面を3方向に押し出すことで、様々な形状を作成することができます。
入力・表示画面例
社外製品IFC読込対応表
CAD
V-nasClair
〇
AutoCAD
〇
Revit 2023
〇
Civil3D 2023
△
Navisworks Manage 2023
〇
Viewer
AUTODESK Viewer
〇
BIMvision
〇
Xbim Xplorer
〇
usBIM.viewer
〇
Open IFC Viewer
〇
ODDS-CAD Viewer
〇
FZKViewer
〇
〇:読み込み可能
△:一部読込可能