よくあるご質問(FAQ)
胸壁防潮堤3(重力式/杭式)
Q. 機能
Q. 計算内容
Q. 参考文献
Q. 設定


Q&A. 機能
  1. 波圧と津波を1データで検討できますか?
  2. 以前はできませんでしたが、要望を受け胸壁防潮堤3Ver1.1.2で検討可能になりました。
    01252
  3. 動水圧を前面と背面にかけることはできますか?
  4. 以前はできませんでしたが、要望を受け胸壁防潮堤3Ver1.1.0で選択可能になりました。
    01267
  5. 検討方向の水平力の合力(HAll)<受働土圧の水平力(Hpp)の場合、
    HAll=Hpp
    になるように、受働土圧の水平力(Hpp)を低減することはできますか?
  6. できます。
    【外力諸元】−【土圧】−[詳細ボタン]−「受働土圧の低減」オプションを「最大で合力の水平力に低減する」を選択することで、
    HAll=Hpp
    となります。
    01353
  7. 堤体に作用する土圧に粘性土の土圧は考慮できますか?
  8. できません。
    堤体に作用する土圧として考慮可能なのは、砂質土の土圧のみです。
    ただし、ユーザー様側で計算した土圧を直接入力し作用させることは可能です。

    ▼直接入力の設定箇所
     重力式係船岸の場合
      ・【設計条件】−【土圧,残留水圧】−土圧計算オプション
     胸壁防潮堤の場合
      ・主働土圧は、【外力諸元】−【土圧】−【詳細ボタン】−【他外力集中VH】あるいは【他外力分布H】
      ・受働土圧は、【外力諸元】−【土圧】−【詳細ボタン】−受働土圧の直接入力オプション
    01695
Q&A. 計算内容
  1. 固有周期および加速度応答スペクトルから照査用震度を算定する手法の適用について、注意すべき点はありますか?
  2. 港湾の施設と技術上の基準・同解説(中巻)P.1301に
    「基礎地盤部の変形等が胸壁に影響しない条件で検討することを原則としているため、護岸の変形による側方流動等が影響しないようにする必要がある」
    とあります。
    液状化等により側方流動等が影響しないように注意してください。
    00362
  3. 道路橋示方書による地盤反力バネ係数はどのように算定されていますか
  4. 検討対象の土層がある杭に対して、1/β区間でのβの計算を行い
    その値を基に計算載荷幅BHを算定、この値を基に計算を行います。
    鋼管杭の径をDとした場合、βは次式で算定されます。



    1/β区間が多層地盤の場合、
    鋼管杭で使用するβは収束計算によって算定を行います。
    00383
  5. 設計震度の算定において、横桟橋設計計算にある地盤反力係数オプションの「2×Khで設定」チェックが胸壁防潮堤にはありません。なぜですか?
  6. 港湾空港技術研究所報告Vol56 No.3 Sep.2017のP55に

    kH=1500αN・・・(3)
    α=2.0

    とあるため、常に2×Khとしています。
    00892
  7. 検討点をブロックごとに設定できますか?
  8. できません。
    検討点は検討方向につき1つだけです。
    基本的には最下端のブロック端となりますが、手動で編集することも可能です。
    00919
  9. 設計震度における固有周期の算定に用いるバネ定数はどのようにして計算しているのでしょうか
  10. 骨組構造解析にて桟橋に水平力を作用させ、算出した構造物の水平変位を作用させた水平力で割る事で算定されます。
    骨組構造解析は線形弾性を前提とした計算ですので、水平力と水平変位は比例の関係になります。
    よって、作用させる水平力はどんな値であっても、構造物のバネ定数は一定になります。



    ここに
    K:構造物のバネ定数
    P:水平力
    δ:水平変位
    00021
  11. 地盤反力係数を求める際に、計算方法として利用する”N値→Kh”を選択した時のqu=N/X(N/mm2)という式はどのような文献を使用されたのでしょうか
  12. 一般社団法人 鋼管杭・鋼矢板技術協会「鋼矢板 設計から施工まで」2014年改訂新版
    P102に記載されています。
    00625
  13. 加速度応答スペクトルより設計震度を算定する際にはどのようなことに注意すれば良いですか
  14. 本システムでは一次元地震応答解析によって求められた仮想地表面の地震波形を用いて加速度応答スペクトルを算出し、また、胸壁のフレーム解析を行い、水平変位と作用する水平力から胸壁のバネ定数を算出し、固有周期を求めます。
    この加速度応答スペクトルと胸壁の固有周期から設計震度が求まります。

    この時、注意すべき点として

    ・固有周期
    この項目の値が変更される場合には再度設計震度を計算する必要があります。

    これらの計算の流れをとりまとめたのが以下の計算手順フローになります。



    胸壁の固有周期の値が変更される項目としては胸壁の形状、杭本数、杭設置間隔、杭寸法、土質条件、他外力等多岐に渡ります。

    設計震度の計算手順・詳細については
    港湾の施設と技術上の基準・同解説(中巻) P1031〜1032に掲載されております。
    00824
  15. 胸壁の標準的な設計手順で、本システムが対応している箇所を教えて下さい
  16. 本システムでは
    ・固有周期
    ・対象地震の加速度応答スペクトル
    ・設計震度
    ・胸壁の性能照査
    以上の項目が行えます。

    ・地表面位置での対象地震の加速度波形の算定
    こちらは弊社製品「照査用震度算出」または地震時の液状化による構造物被害予測プログラム「FLIP」を使用します。

    ・細部設計(上部工の設計)
    こちらは胸壁の構造形式に応じて弊社製品「鋼管式・矢板式上部工」を使用します。

    00825
Q&A. 参考文献
  1. 変位法のK1,K2,K3,K4はどこに記載されていますか
  2. 杭基礎設計便覧(平成4年)のP188〜P210に変位法、変形法(剛性マトリクス)、伝達マトリクス法が記載されています。
    ここで、伝達マトリクス法のK1,K2,K3,K4はP205に記載されています。

    ※弊社杭式構造物の変位法は上記の伝達マトリクス法、フレーム計算は変形法(剛性マトリクス)となります。

    杭基礎設計便覧(平成H18年)には伝達マトリクス法のK1,K2,K3,K4の記載はありませんが、
    剛性マトリクスの項のP361に「また伝達マトリクス法により連立方程式の次数を少なくすることもできる。」と伝達マトリクス法が記載されています。
    00623
  3. 地盤反力係数の計算方法で道路橋示方書に準拠した場合、換算載荷幅B'の算定方法を教えて下さい
  4. 杭基礎構造物での換算載荷幅B'は次式で計算されます。


    ここで使用される特性値βについて

    道路橋示方書・同解説 W下部構造編(平成29年11月)
    P190
    『ここで、B'を算定する際のkHは地震の影響を含まない場合の値とし、設計上の地盤面から1/βまでの深さの平均的な値としてよい。また、地盤を多層として評価し、各層の水平方向地盤反力係数を算出する場合も、各層の換算載荷幅は上記により求めたB'を用いるものとする』

    この一文より
    ・B'を算定する際のKHに用いる地盤反力係数の換算係数αは地震の影響を含まない場合の値を用いる
    ・B'を算定する際のβは1/βまでの深さの平均的な値を用いる

    として換算載荷幅を計算しています。
    00618
Q&A. 設定
  1. 設計震度の算定ダイアログの減数定数の初期値が0.40となっていますが出典はありますか?
  2. 港湾の施設の技術上の基準・同解説平成30年5月(中巻)P1032の参考文献
    港湾空港技術研究所報告 Vol.56 No.3のP80において
    「胸壁の耐震設計における照査用震度の算定においては、減衰定数h=0.4程度の加速度応答スペクトルを用いることが望ましいと考えられる.」
    と記載があり初期値としています。
    02037