斜面安定検討6
システム概要
- このプログラムは、護岸・防波堤などの港湾構造物の設計に際して行われる斜面の安定検討を行うことを目的としたシステムです。
- 2018年度改訂の港湾基準(信頼性設計法)および2015年度改訂の漁港基準(安全率法)に対応しています。
- 起動力は全重量と有効重量のどちらで計算するか選択できます。
- 地形の入力から各種の安全検討および計算書印刷、計算対照図の作図まで一貫して行えるように設計されております。
- 砂杭を含む地形や上載荷重・水平外力を考慮できます。地震時の検討も可能です。
- 計算結果は報告書形式で印刷されますのでそのまま報告書として利用できます。
システムの機能
■入力機能
- 地形入力では、マウスとキーボ−ド入力を切り替えて使用できます。
- 任意の位置に複数個の上載荷重を指定できます。
- 任意の位置に複数個の水平外力を指定できます。
- 地形や構造物を構成するブロックの外周は中心をマウスでクリックするだけで自動的に取得できます。
- 交点計算や平行線設置などCADに準じた図形編集機能を装備しています。
■計算機能
- 一般に広く使用されている4種類の安全検討計算式を切り替えて使用できます。
(1)修正フェレニウス法
(2)簡易ビショップ法
(3)簡易ビショップ法 β=1/3.5
(4)直線すべり法
- 自動的に円弧中心の範囲を段階的に絞って安全率最小(大)の位置を探す機能が付いています。
- 円弧中心の範囲の境界上に安全率最小(大)の円弧が存在する場合、自動的に円弧中心の範囲を拡張して再計算できます。
- 指定点を通過する円弧のみを検討することもできます。
■出力機能
- 計算書の印刷イメージを画面で表示して確認することができます。また、印刷前に計算書を手作業で修正することも可能です。
- 全体の一括印刷、章別の印刷、指定ページの印刷ができます。
- 用紙サイズや印刷フォントはお好みのものを自由に選択できます。
- 図面に作図する記号や文字を自由にレイアウトできます。
- 図面の作図イメージを画面で表示して確認することができます。
- 図面の作図データはCADデータファイル(DXF形式、BFO形式)に変換して出力できます。
ただし、色の情報(ブロック塗りつぶし・カラーコンター図)は出力できません。
- 図面サイズは、A4横・B4横・A3横から選択できます。
入力・表示画面例
帳票印刷例