よくあるご質問(FAQ)
斜面安定検討2007 for Windows
斜面安定検討システム2 for Windows
    設定について
  • 以前使用していた円形すべり計算の結果と数値が多少異なるのですが、円形すべり計算の計算精度はどのようにチェックされているのでしょうか?
    円形すべりの場合は、ご存じのように細片に分割して計算いたしますので、計算精度は細片に分割する幅によって決定されます。一般に細分すればするほど計算精度は上がりますが計算時間が長くなります。
    現状ではどの程度に細分するのが適当かを示す資料はございませんので、各社とも計算時間とのバランスを考えて細片幅を決定していると思います。各社の円形すべり計算で計算結果は多少の違いが生じるのが普通ですので、厳密な計算精度のチェックは難しいと思います。(正確な数値が判りませんので)
    通常は安全率の違いが少ないと思いますが、ビショップ法では収束計算のため計算誤差が大きく、安全率が0.1〜0.2程度違う場合も経験しております従いまして、お手数ですがソフトの違いにより計算結果にある程度の差異があることをご承知でお使いいただくのがよろしいかと思います。

    ※弊社の場合、地形形状にもよりますが、常に分割幅が10cm未満となるようにしております。
    ※また、計算は倍精度実数(有効桁数15桁)で計算しております。
    ※次バージョンでは分割幅を指定できるようにしたいと思います。===>Ver2.0.0より対応いたしました。
    ※一般に古いソフトや解説書ほど細片幅が広い傾向にあります。一定の幅ではなく角度で分割しているソフトもあるようです。
  • 上手く円弧が切れないのですが、何が原因でしょうか?
    C,φが共に0のブロックは地表面に存在するクラックの入ったブロックと判断しますので、地下部にこのようなブロックが存在する場合には円弧が正しく切れません。
    このブロックに正しく円弧を通したい場合はブロックのC,φに正しい値を入力してください。また、このブロックに円弧を通したくない場合には不切線や円弧制限点/線を使ってこのブロックを円弧が通過しないように指定してください。
  • 計算結果がおかしいのですが、何が原因でしょうか?
    お送りいただいたデータの地形内に未定義のブロックがありました。この部分は空中と判定して計算しますので計算結果が正しく得られません。ブロックを正しく設定してください。
    また、地下部にブロックのC,φが共に0のブロックがありました。この部分は地表部のクラックの入ったブロックと判定しますので計算結果が正しく得られません。C,φを正しく入力してください。あるいは該当するブロックを円弧が通過しないように、不切線や円弧制限点/線で設定してください。
  • 上手く円弧が切れないのですが、何が原因でしょうか?
    地形の結線が正しくされているかチェックしてみてください。結線チェックやブロックチェックの機能が使用できます。地形下面を円弧が突き抜けないように地形下面に円弧制限線(大)を水平に追加してください。
  • 計算した結果の直線すべりの起動力が少なすぎます。
    水平外力の水平力作用位置が未入力のため、水平外力がすべり領域外に作用していることになっていました。すべり領域内に入るように水平力作用位置を指定すれば正しく計算します。
  • 水位を設定せずに、ブロックで単位体積重量の浮力を考慮しているのですが、この場合の重量の設定方法を教えてください。
    水中であればW(単位体積重量)にもW’(有効単位体積重量)にもW'(有効単位体積重量)を入力してください。W(単位体積重量)が0では正しく計算できません。
  • 砂杭を入力する場合は、土質は入力しなくてもよいのでしょうか?
    土質には改良前の土質を入力してください。
  • 特定の点を通過するすべり円を検討したい場合、どのようにすればよいでしょうか?
    円弧制限点(大)と円弧制限点(小)を図の点Aに設置して下さい。円弧制限点(大)と円弧制限点(小)を同一点に設定することですべり円の通過点を点Aに指定できます。

  • 擁壁、切土を考慮した検討の検討を行なう際に、元地盤(斜面)の検討の地形ブロックを残したまま擁壁、切土の地形ブロックをかぶせての検討が可能でしょうか。(二重のブロック計上となります)それとも、擁壁、切土の地形を再入力してブロック分けを行うべきでしょうか?
    同じ位置に2種類のブロックが存在するというのは実際にはありませんので、二重のブロック計上は、考慮しておりません。
    ブロックが重複するということは擁壁の重複部分では、元の土の重量を控除した値を入れる必要がありますので、地形を入れ替えるのとあまり手間は変わらないように思います。お手数ですが地形は入れ替えて使用してください。
    尚、未使用の座標や線分は残っていても計算には使用しません。計算対象はあくまでブロックとして指定した部分のみが対象となります。
  • パソコンがおかしくなったのでHDDを初期化してソフトを入れ直したところ、以前は問題なく動いていたデータが正常に読み取れず、計算結果もおかしくなりました。
    ソフトを入れ直したときに、データを作成したときよりもご使用のソフトのバージョン番号が古くなったためと思われます。弊社ホームページより最新の差分ファイルまたはセットアップファイルをダウンロードしてご利用いただけますので、ソフトは最新バージョンにバージョンアップしてご使用ください。

  • 機能について
  • 矢板の受動土圧を考慮した検討は、考慮しない場合の最小安全率の円弧のみですか?
    矢板の受動土圧を考慮した検討は、考慮しない場合の最小安全率の円弧のみとなります。常に受動土圧を考慮するとほとんどのケースで、矢板のない部分が最小安全率となり、本来の矢板を横切る場合の検討ができなくなりますのでこのような仕様となっています。
  • 土中に埋設されている矢板の受動土圧を考慮した検討は可能ですか?
    単純に矢板を横切る場合の受動土圧を見るだけですので、特に矢板の位置や場所には左右されません。垂直な矢板であれば検討可能です。
  • 矢板の受動土圧を自動計算させることは可能ですか?
    円弧すべりで入力された地形は、通常の構造物の検討の時の地形と比べて非常に複雑になりますので、そのまま土圧を計算することはできません。また、ほとんどの場合は矢板の検討を別途に行っていると思いますので、土圧強度の入力で問題はないと思います。

  • 帳票について
  • 矢板の検討を行った場合、計算対象図の円弧中心に記載されている安全率と左上の結果表に記載されている安全率が異なっていますが意図してのことですか?
    矢板の検討の場合、最初に矢板がない場合の最小安全率の円弧を探し、その円弧について矢板を入れた場合の検討を行います。そのため、円弧中心位置には矢板がない場合の安全率が表示されます。結果表には矢板を入れた場合の安全率が表示されますので結果として異なった安全率が記載されることになります。
    これは計算手順の都合によるもので仕様であるとご理解ください。