よくあるご質問(FAQ)
横桟橋設計計算2007 for Windows
横桟橋設計計算システム for Windows
横桟橋設計計算2007のみ   横桟橋設計計算システムのみ
    設定について
  • 杭寸法−杭諸元で仮想固定点を設定した場合に傾斜角の補正の考慮ができるようになるのですが、これは計算にどのように反映されるのでしょうか?
    杭が傾斜角の場合に仮想固定点以降の土層での地盤反力バネ定数に関する傾斜角の補正を行うかどうかを設定します。これについては「平成19年 改訂版 港湾構造物設計事例集(上巻)」の第2編 第3章 斜め組杭式横桟橋 3-24〜27に掲載されております。
  • 「平成19年 改訂版 港湾構造物設計事例集(上巻)」の第2編 第2章 直杭式横桟橋では、捨石層のN値に関してフレーム解析を行う場合はN=5、支持力の検討を行う場合はN=18とN値の値が異なります。本システムではその点は対応できるのでしょうか?
    土質条件で捨石層に相当するデータに関して、Kh値の計算方法を「1」(Kh値直接入力)にしてN値(回)に支持力の検討で使用するN値の値を入力し、地盤反力係数 Khでフレーム解析で用いる値を入力する事で対応する事が可能です。
  • 杭に波圧を作用させることはできますか?
    杭に波圧を作用させることはできません。
  • 杭寸法−杭諸元でで座屈長計算方法を「突出長 + 1/β」とした場合、杭の応力照査で杭軸方向圧縮応力度を計算する際に1/βが付加されますが、根入れ長の検討で算定されるβと値が合いません。
    杭の応力照査で用いているβは部分係数が考慮されており、かつ腐食後の断面諸元で計算されております。杭の根入れ長の検討でのβは部分係数が考慮されておらず、かつ腐食前の断面諸元で計算されております。
    杭の応力照査で用いるβの計算に関する事例については今のところ、ありません。杭の根入れ長の検討でのβの計算に関しては「平成19年 改訂版 港湾構造物設計事例集(上巻)」の第2編 第2章 直杭式横桟橋2-35、2-41で確認する事ができます。
  • 杭長が支持層に達していないモデルが上手く計算できません。
    杭長が設定した土層に達していないモデルは正常に計算できません。
    杭が貫入するように土層上限を入力して下さい。
  • 杭寸法の桟橋の杭頭位置を設定する箇所で「上部工下端」を選択した場合の杭頭位置から上部工下端までの長さを付加した杭長が作用するというコメントがよく分かりません。

    どちらの場合もフレーム計算では上部工厚1/2を付加した1.0+20.5=21.5(m)を杭長として用います。
    フレームモデルには埋込長(0.5m)は関係ありません。従って、実際の杭長と入力する際の杭長は違う事になります。
  • 「押し抜き鉄筋比」「引き抜き鉄筋比」はどのような値を入力すればよいのですか?
    「押し抜き鉄筋比」「引き抜き鉄筋比」は杭とフーチングの結合計算[限界状態設計法]の押し抜き/引き抜きせん断の検討で使用します。
    「押し抜き鉄筋比」は上部工の上側の鉄筋比を、「引き抜き鉄筋比」は上部工の下側の鉄筋比を入力して下さい。
  • 作成したファイルを計算させると断面力や応力等が全て0になったのですが、どうすればいいのですか?
    考えられる事のひとつに土質条件があります。本システムでは設定した土層上限位置が杭長を貫入していなければ、正常に計算が行われずに断面力や応力等が0になってしまいます。このような症状が発生した場合はまず、検討模式図から杭長が土層を貫入しているかどうか確認して下さい。それでも改善しない場合は弊社サポートまでお問合せ下さい。

  • 計算内容について
  • 加速度応答スペクトルより設計震度を算定する際にはどのようなことに注意すれば良いですか?
    本システムでは一次元地震応答解析によって求められた仮想地表面から1/βの位置の地震波形を用いて加速度応答スペクトルを算出し、また、桟橋のフレーム解析を行い、水平変位と作用する水平力から桟橋のバネ定数を算出し、固有周期を求めます。この加速度応答スペクトルと桟橋の固有周期から設計震度が求まります。

    この時、注意すべき点として
     ・地震波形を用いる際に必要な仮想地表面から1/βの位置
     ・固有周期
    この2項目の値が変更される場合には再度設計震度を計算する必要があります。

    仮想地表面の1/βの値が変更される項目としては杭径、杭の肉厚、土質条件が考えられます。この場合には再度一次元地震応答解析により地震波形を算出しなければなりません。

    桟橋の固有周期の値が変更される項目としては桟橋の形状、杭本数、杭設置間隔、杭寸法、土質条件、他外力等多岐に渡ります。
  • 設計震度における固有周期の算定に用いるバネ定数はどのようにして計算しているのでしょうか?
    桟橋モデルに作用する水平力を部分係数を用いない状態の桟橋モデルで計算した各杭の水平変位の平均値で割る事で算定されます。
  • 杭寸法−鉄筋比、有効高さ、せん断抵抗面積はどのような値を設定すればよいのでしょうか?
    杭寸法−鉄筋比、有効高さ、せん断抵抗面積は水平方向の押し抜きせん断の検討の計算で用います。
    計算の事例に関しては、土木学会 コンクリートライブラリー116の「土木学会コンクリート標準示方書に基づく設計計算例[桟橋上部工編]、2001年制定コンクリート標準示方書[維持管理編]に基づくコンクリート構造物の維持管理事例集(案)」のP79に掲載されております。
    その事例では鉄筋比、有効高さは法線平行方向、法線平行方向の有効高さ及び鉄筋比の平均値を用いると書かれております。せん断抵抗面積に関しては計算されている式がありますが、どのような値を用いて計算されているかはその式からは判断できません。
    あくまでも推測ですが、せん断抵抗面積の計算は「平成18年度 改訂版 杭基礎設計便覧」のP298に掲載されておりますフーチング端部の杭に対する水平方向の押し抜きせん断応力度の照査での計算式の分母に相当するのではないかと考えております。
  • 地震時での支持力の検討で安全率が2.0になっているのですがどうしてでしょうか?
    本システムでは支持杭か摩擦杭かによって安全率が変わります。

    土層条件で最下層の地盤の支持地盤を
      『支持地盤』と設定した場合、支持杭として
      『――――』と設定した場合、摩擦杭として支持力の検討を行います。


  • 基準について
  • 杭頭部の検討で押込み/引抜きせん断の検討に関する事例はどこに掲載されているのでしょうか?
    「平成11年 4月 港湾構造物設計事例集(上巻)」の第11章 ドルフィン 11-25に掲載されております。
  • 水平方向の押し抜きせん断の検討に関する事例はどこに掲載されているのでしょうか?
    「平成11年 4月 港湾構造物設計事例集(上巻)」の第11章 ドルフィン 11-25に掲載されております。

  • 機能について
  • 水平偏心荷重は考慮していますか?
    本システムでは、接岸力/牽引力において「平成19年 港湾の施設の技術上の基準・同解説(下巻)」P1120、P1132を基に偏心を考慮した荷重を計算する事ができます。
    ただし、P1132の計算は斜杭かつ組杭の場合が対象となり、それ以外はP1120での計算となります。
  • 他外力にある「地震時にモーメントを使用」で設定する作用高さはどのような値を設定すればいいのでしょうか?
    一概には言えませんが、上部工厚の1/2と杭頭位置との差を設定すればよいのではないかと考えます。通常、フレーム計算では上部工の中心軸は上部工厚の1/2になり、杭頭位置も上部工厚の1/2の高さに設定されます。しかし実際の設計では杭頭位置は上部工厚の1/2ではないことが殆どです。この場合、上部工厚の1/2と杭頭位置との差が地震時に発生する水平力からモーメントが発生すると考えることができます。