よくあるご質問(FAQ)
自立矢板式係船岸6
Q. 機能
Q. 計算内容
  1. 出力リスト中の、計算結果のページについて矢板長と根入れ深度の計算が異なります。
  2. 盛土の任意形状を設定して計算すると「地表面との交点が検索できません」という旨のエラーメッセージが表示され、計算が中断します。
  3. 地盤反力係数を求める際に、計算方法として"N値→Kh"を選択し、粘性土地盤でN値が0の場合、粘着力から計算した一軸圧縮強度からN値を求めると操作説明書にありますが、それはどのような方法で求められているのですか
  4. チャンの式を指定した場合の地盤反力係数の計算で、道路橋示方書・同解説に倣った場合、BH=√(D/B)としたとありますが本プログラムではBH=10mとしてあります。出典を教えてください。
  5. 海側と陸側で腐食しろが違う場合の鋼管矢板の腐食後の断面性能の計算方法について教えて下さい
  6. 商品概説書の「Khの計算方法について」で、「5)道路土工(仮設)C→K値」を使用するにはどのように指定すれば良いですか。また、その時に使用するαは何を使用しますか。
  7. 根入れ部の計算方法でC型地盤を選択して、港研方式の根入れ計算を行いましたが、H30年の港湾基準の式と整合しない結果が出てきました。
    N値からC型地盤の横抵抗係数kc値を計算する時、H30年港湾基準では、kc=540・N^0.648 の式が示されています。
    N値10とした時に、上式では、kc=2401 kN/m^2.5が算出されますが、プログラムで自動計算を行った結果を確認すると2090 kN/m^2.5 と出てきます。(グラフの線も少しずれている)
    自立矢板式係船岸6において、C型地盤の横抵抗係数kcの計算は、H30年の港湾基準が反映されているのでしょうか。
  8. 横抵抗定数(kc,ks)をN値から算出した場合、値が思っているものと違うのですが。
  9. 鋼管矢板における合成応力の計算が、港湾構造物設計事例集(平成30年)と異なっているのですが、なぜでしょうか。
Q. 設定


Q&A. 機能
  1. 地盤反力係数を3/4するスイッチについて、出典論文を教えていただけないでしょうか
  2. お問い合わせいただいた、地盤反力係数を3/4するスイッチについて、出典論文は次の通りとなっています。

    港湾技研資料 No.219, 1975
    三橋郁雄:有限要素法による水平方向地盤反力係数の推定(2次元K値)

    港湾の施設の技術上の基準・同解説(下巻)平成19年7月 P.1021(g)

    直接3/4という数字は出ていませんが、港湾基準に記載の数値が3/4となっているためそのような項目としています。
    01132
Q&A. 計算内容
  1. 出力リスト中の、計算結果のページについて矢板長と根入れ深度の計算が異なります。
  2. 弊社ソフトでは、最終的な根入れ長を計算終了時に表示されるダイアログによりセットするようになっております。
    計算結果も表示されていますので、それを参考にしていただき、最終的な根入れ長をセットしてください。
    一度セットを行いますと、設定した根入れ長はクリアしませんので確認を行ってください。
    01417
  3. 盛土の任意形状を設定して計算すると「地表面との交点が検索できません」という旨のエラーメッセージが表示され、計算が中断します。
  4. 次の原因が考えられます。

    1.「基本条件」−「粘性土」−「主働崩壊角規定値」−「常時」が入力されていない。
    常時粘性土式に崩壊角計算式が無いため、ここでの値を用います。この値がセットされていない場合、0.0となり崩壊角が上げられません。

    2.「基本条件」−「粘性土」−「主働崩壊角規定値」−「地震時」が入力されていない。
    地震時粘性土崩壊角計算式でルートの中の値が負の値になる場合に用います。この値がセットされていない場合、0.0となり崩壊角が上げられません。

    3.砂質土崩壊角式でルート内の値が負になる。
    内部摩擦角に比較して、地震合成角が大きい場合に良く発生します。崩壊角が計算できない場合、0.0となり崩壊角が上げられません。

    01336
  5. 地盤反力係数を求める際に、計算方法として"N値→Kh"を選択し、粘性土地盤でN値が0の場合、粘着力から計算した一軸圧縮強度からN値を求めると操作説明書にありますが、それはどのような方法で求められているのですか
  6. 以下の式で計算しております。
      C = qu/2.0(kN/m2)
      qu = N/X(N/mm2)
      ここに、Xは、「設計条件」で入力した値です。
    同様の記述が「商品概説書」にあります。
    01392
  7. チャンの式を指定した場合の地盤反力係数の計算で、道路橋示方書・同解説に倣った場合、BH=√(D/B)としたとありますが本プログラムではBH=10mとしてあります。出典を教えてください。
  8. 本プログラムでは矢板及び鋼管矢板の場合、地中連続壁と同等と考え道路土工 仮設構造物工指針にあるBH=10mを用いています。
    BHの値の入力も可能となっています。
    01419
  9. 海側と陸側で腐食しろが違う場合の鋼管矢板の腐食後の断面性能の計算方法について教えて下さい
  10. 控え矢板式係船岸の場合、付属の商品概説書「腐食後の断面性能について 鋼管矢板/鋼管杭の場合」を参照してください。
    自立矢板式係船岸の場合、付属の商品概説書「腐食後の断面性能について 鋼管矢板の場合」を参照してください。
    01250
  11. 商品概説書の「Khの計算方法について」で、「5)道路土工(仮設)C→K値」を使用するにはどのように指定すれば良いですか。また、その時に使用するαは何を使用しますか。
  12. 商品概説書にもありますが、「道路橋N値→K値」が選択された場合でかつ、粘性土でかつ、N値がセットされていない場合に採用されます。その時に使用されるαはN値から算出する以外の方法であるため、初期値としてα=4を使用しています。しかしながら、αE0=210cより、E0=210c/αとなり、これをkH0=1/0.3αE0に代入しているため、結果としてαは無視されていることになります。
    01384
  13. 根入れ部の計算方法でC型地盤を選択して、港研方式の根入れ計算を行いましたが、H30年の港湾基準の式と整合しない結果が出てきました。
    N値からC型地盤の横抵抗係数kc値を計算する時、H30年港湾基準では、kc=540・N^0.648 の式が示されています。
    N値10とした時に、上式では、kc=2401 kN/m^2.5が算出されますが、プログラムで自動計算を行った結果を確認すると2090 kN/m^2.5 と出てきます。(グラフの線も少しずれている)
    自立矢板式係船岸6において、C型地盤の横抵抗係数kcの計算は、H30年の港湾基準が反映されているのでしょうか。
  14. 「部分係数を使用する」(部分係数法)場合には、kc=540・N^0.648式を用いてkcを算出しますが、「部分係数を使用しない」(許容応力度法)の場合は、H11年以前のkcのグラフを読み取ることで算出しています。
    01340
  15. 横抵抗定数(kc,ks)をN値から算出した場合、値が思っているものと違うのですが。
  16. 本システムでは、部分係数を考慮した検討「考慮する」「考慮しない」により、内部で算出方法を振り分けています。

    ・「考慮する」の場合、『港湾の施設の技術上の基準・同解説(中) 平成30年5月』P.720〜の相関式により算出します。

    ・「考慮しない」の場合、『港湾の施設の技術上の基準・同解説(上) 平成11年4月』P.457〜の図表により算出します。

    01563
  17. 鋼管矢板における合成応力の計算が、港湾構造物設計事例集(平成30年)と異なっているのですが、なぜでしょうか。
  18. 港湾の施設の技術上の基準・同解説(平成30年)p.1124に記載のとおり、軸方向応力度σlと二次応力σtを異符号をとることで、√内の「−σl・σt」の符号は正となります。
    当社の場合、軸方向応力度は常にプラスで考えていますので、二次応力度はマイナス値としています。
    01706
Q&A. 設定
  1. 上載荷重を矢板からある距離離れた箇所に一定範囲載荷させたい場合はどうすればよいのでしょうか
  2. 地表面を任意形状に設定することにより対応可能だと思われます。「地表面」−「陸側−任意形状」画面で必要なデータを入力してください。
    01391
  3. 矢板の下端位置がセットされていませんというエラーが出ます。
  4. 根入部の検討条件がチャンの方式(多層地盤)となっており、矢板の根入れ高が設定されていません。本計算は、有限長杭の計算であるため、矢板の長さが必要です。
    無限長の計算を行うのであればチャンの方式を選択して下さい。
    01429
  5. 二次応力度算出式のαについて、初期値0.21が与えられていますがこれの出典はありますか?
  6. 港湾の施設の技術上の基準・同解説H11年版ではこの値が定数として与えられており、それを初期値としています。
    01621